レンタルオフィスの需要は伸びていくのか?

24時間利用可能のレンタルオフィス

現在、レンタルオフィスの需要は高まり利用料金も上昇傾向にあります。
起業家やプライベートで利用する人が増えている結果、需要が高いと推測されています。
ですが、今後もこのレンタルオフィスの需要は伸びていくのか気になる所です。

レンタルオフィスと起業家の関係

そもそもレンタルオフィスを多く利用するのは起業を考えている人です。
年間の起業者は20万人を超えていますが、諸外国から比べるとかなり低い数字となっています。
またその内訳も、若い人より高齢者の起業が増えているのが現状です。
定年後に年金を受給しながらサイドビジネスを展開しているのです。

高齢者と若者の起業について

こうした数字を見ると、レンタルオフィスの需要は高いものの数年、あるいは十数年後には需要が減ると考えられます。
今の若者の傾向として出世欲が無く、野心が無いことが取り上げられています。
そのような若者が高齢者になった時に起業を行う可能性はかなり低いでしょう。
そうなると自然と起業する人数が減っていくのではないでしょうか?

都心のレンタルオフィスの需要は高い

都心のレンタルオフィスの需要は非常に高いため、よほど悪質な経営を行わない限り営業は続けられるでしょう。
また、小規模な事業を行っている人は長期的にオフィスを借りているため、収入が滞ることも少ないです。

これらの情報を見るともうしばらくは需要が伸びて行くと考えられますが、近い内に需要が頭打ちになるはずです。
そうなってくると新規のレンタルオフィス事業者は介入しづらくなるかもしれません。

きっかけがあればオフィスの需要はさらに増える

ここまでは現状の情報を元にしたものですが、今後の景気によっては変わってくる可能性もあります。
近年、ソーシャルゲームバブルが起こり起業する人が増えました。
何かをきっかけに起業を考える人が爆発的に増えるとしたら、レンタルオフィスの需要はより伸びるでしょう。
また、国による起業家のサポートが充実したり、国がベンチャー企業への仕事依頼を増やしたりすれば、状況は変わるはずです。

今のまま何も変わらないとしたら、レンタルオフィスの需要は頭打ちになるでしょう。
起業家が増えて、成功しやすい環境が出来ると良いものです。