レンタルオフィスで銀行口座の開設はできるのか?

銀行口座の開設

レンタルオフィスで銀行口座の開設はできるのでしょうか?
答えは高い確率で開設できると言えます。

バーチャルオフィスよりも開設しやすいですが、自社オフィスを持っている企業よりかは開設しにくいのです。
開設できる確率は70%から80%ぐらいだと認識しておくと良いでしょう。

新規口座開設は厳しくなっています

そもそも、バーチャルやレンタルに関わらず新規口座開設はとても厳しくなっています。
なぜなら詐欺などの悪質な犯罪に利用されないように、開設の条件が増えているのです。

新規口座開設には下記の資料が必要となります。
・株主名簿・設立趣意書・設立時の貸借対照表の3点
・法人の印鑑証明書
・法人設立届出書
・手続きする人の本人確認をする公的資料
・定款の写し
・履歴事項全部証明書

この資料を準備しても銀行によっては開設させてくれない場合があるようです。
レンタルオフィスでは社会的な信用が足りないと言う理由です。

事業内容や準備が足りないのもNG

また、事業内容が不明瞭だったり、資本金が1万円程度の少額だったりする場合も拒否されるケースがあります。
設立の経緯も話せるようにしておく方が良いでしょう。
何となく作りました、では信用するに値しないと判断されても仕方がありません。

このように非常に厳しい現実がありますが、
銀行によってはレンタルオフィスでも口座を開設できるところはあるので、必要以上に悲観する必要はありません。

妥当性のある説明が必要

事前にしっかりと資料を準備し、どうしてレンタルオフィスを使用するのか、どんな事業をするのか説明できるようにしておきましょう。
妥当性があれば不信感を持たれずに口座開設が行えるでしょう。
特に自社のホームページを準備しておくのが重要です。
信用調査が行われる際にホームページのチェックが入念にされるようです。

起業するには銀行口座の開設は避けては通れません。
会社同士の取引で個人の口座を使用するのは良くありません。
ちゃんとした会社にするためにも銀行口座の開設でつまづかないように、準備を行いましょう。
レンタルオフィスには口座開設の準備をサポートしてくれるサービスもある場合があるので、利用すると良いです。